10社程度、面接まで行ったのですが、内定がもらえず、その日も面接だったのですが、手ごたえ的には、全くなしで最寄駅に下を向いて歩いていた時、ばったり大学時代のサークルの先輩に会いました。
年が一つ上で、新卒の就職活動の時も相談に乗ってくれた優しい先輩だったので、懐かしい話をしながらも仕事について話をしたところ、先輩もつい最近転職したとのことで、その経験談を聞くことが出来ました。

労働環境に良い職場に転職.jpg

先輩が新卒で就職したのは食品関係の会社で、販売管理の部署に配属されました。
同僚などの人間関係は特に問題なかったようですが、結局入社3年目で転職となったきっかけは、労働時間と給料体系でした。
特に労働時間が過酷で、1年目は残業なども比較的に少なかったのですが、2年目に突入してから仕事内容に変化はなかったものの、残業時間が増えてしまい、1年目は月20時間ほどだったのが、2年目からは月80時間ほどになりました。
残業代があれば良いのですがみなし残業だったため、残業代は別途で付かず、今は、若いので何とか成るとしても歳をとると続けられないと感じ、転職を考えたとの事でした。
転職する時に重視したのは、業界と労働時間であまり残業が無い事に注意して探しました。

結果として同じ食品関係の会社に転職したのですが、面接の際に説明があった残業についての話とは全く違っており、残業がかなり多かった事でどうするかかなり悩んだのですが、最終的には、体の事を考えて再び転職活動をしたそうです。
この会社での先輩の反省としては、面接で色々聞きたかったが躊躇してしまった事と業界を慣れ親しんだ食品にしてしまった事だったので、解決策として、先輩は、人材紹介会社に登録したそうです。

面接等もしますが、事前に紹介会社にこの点を確認して欲しいというお願いが出来る為、聞き辛い点でも紹介会社の担当であれば言いやすく、また、第三者の目を通して自分の適性について判断して貰える点もよかったみたいです。

当時は、残業をほぼ断れない状況だったので、体が悲鳴をあげてしまい、パソコンにかじりつく仕事でもあり、しかも納期は分刻み、目が物凄く疲れ、眼精疲労から頭痛や肩こりも酷く、正に地獄の日々だったと語っていました。

一般的な転職サイトであれば、自分から面接を依頼出来ますが、人材紹介の場合は、基本的に待つ事になり、ちょっとした焦りみたいな物もあり、本当に面接までが長く感じたようですが、人材紹介会社の担当者から第三者目線で4社の企業を提案してもらい、4社すべての面接を受けました。
2社から内定をもらい、その中の1社に転職することが出来ました。担当者の方に各企業の特性を分かりやすく事前に説明してもらい、履歴書や面接対策も用意してあり、結果として転職により労働時間や業務内容が改善されて昇給まで出来たので、人材紹介サービスを利用して転職することも選択肢の一つに入れた方が良いと、アドバイスされました。
先輩は体調も良くなり、残業時間もそれほど多くないので週に2回は仕事が終わるとボルダリングジムに通ってるそうです。